歌謡ショウあれこれ

ここから先は、
ちと歌謡ショウに思ったことをずらずら描いているので長いです。

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と言うわけで、
まだまだ千秋楽もありますが、
自分の中では歌謡ショウを見ることはないので終了。

振り返ってみて自分の中では
「青い鳥」が一番良かった気がする。
今回のものも、完成度で言えば
ファイナルだけあって高いのだが、
最後の舞台挨拶が、
アンコールがかかるのを前提として構成されているあざとさと、
1・2幕と3幕は別物なのが気になった。
前回の青い鳥は、
劇中劇が中途半端と言う意見も聞くが、
歌謡ショウに花組の日常を見るのを求めている人間にとっては、
劇中劇の合間にアイリスとレニが休憩していると言うのは、
その日常を垣間見れるようでよかった。
もちろん舞台としての完成度で言えば、
余計な描写ははさまず、
一気にフィナーレまで言ったほうが良いのだが。
今回も、2幕の終わりで壮大な歌と挨拶があるのだが、
あの挨拶は、
「ここでサクラ大戦花組の日常を描いたものは終わりですよ」
と言う意味だったのか。
なぜあのタイミングで言うのかが不思議だったが
それならば納得。


以前、歌謡ショウを「紅蜥蜴」まで見に行って
それ以降見に行かなかったのは、
3幕の劇中劇でショウを終わらせるのが、
花組の日常・・・ゲームの延長の世界を味わいたかったのに、
中途半端な日常描写が気持ち悪く不快感を覚えていたから。
劇中劇は花組の演じている劇を見せる事で、
ゲームでは語られることの少ない花組のもうひとつの姿を見せようとしているのかも知れないが、
個人的には別にそこが見たいわけではない。
もちろん、それが良くて見ている人もいる。
ただそれに会わない自分はショウを観に行くのを止めていただけ。
前回の「青い鳥」では、
上記のアイリスとレニとの描写が入ったり、
花組の戦闘シーンを再現して必殺技を使ったり、
合体技が使ったのが、
ゲームの延長、ゲーム以外で見られることのない
花組の姿を見られるのが良かった。
こう言った、必殺技などは、
舞台を楽しみにしている人からすれば興ざめの部分かもしれないが
歌謡ショウとはなんぞや
誰のためのものか?
と考えると、
ゲームファンのためではなかったのか?
そこを置き去りにして
ゲームにはなかった世界設定やキャラの設定、
キャラに関しては、
ゲーム中の性格でなく、
役者の性格が色濃く出ている気がする。
特にカンナ。
田中真弓さんはとても好きな役者さんだが、
カンナは間抜けでお笑い担当なキャラだったのか?
ショウだけの味付けならばともかく、
ショウ自体がオフィシャルのイベントなので、
カンナはそう言うキャラと位置付けられているようで歯がゆい。


前回の青い鳥のDVDを見て、
ようやくサクラ世界の延長を見られるのかと
今回、お友達夫婦に無理を言ってチケットを取ってもらったのに、
すごいがっかりだった。
もちろんショウ自体は面白かった。
3幕の舞台を見ていて、その完成度の高さに感動した。
でもそれはサクラ大戦でなくても良いもの。
と言うかまったくサクラ大戦である必要はない。
ゲーム中のキャラのコスプレをしている意味はない。
普通に生身の役者さんが演じている方が良い気がする。


仮に、今回でファイナルでなくても
次の歌謡ショウは観に行かなかっただろうなあ。
今回でショウが終わり、
帝都メンバーの露出がなくなるのはとても寂しいが。


前回を含めて良かったのは、
ようやく大神が活躍するシーンがあったところ。
セガサターンで出ていた大神一郎奮闘記から期待していた、
大神の晴れ姿を見られて良かった。
それだけで満足。


そんな感じで自分の帝都歌謡ショウは終了。
いずれ紐育か巴里ががあったら見たいなあ。